9月27日 幸い
昨日からの暴風雨で、一昨日稲刈りをして干しておいた稲が倒れた。 台風並みの暴風雨がお昼前には台風一過のような青空となり、 濡れた稲束を干し直したらみるみる乾いていった。正に不幸中の幸いでした。
9月24日 新米の新米の販売
松崎で毎年行われている『長八祭り』、 その地場産品コーナーでお米を販売した。 脱穀・稲刈りにはもってこいの晴天で、 販売所のパイプ椅子に座っているのがもどかしい位でした。 けれど『販売』も大切な農作業なんだよね。 その事を一緒に出店させてもらった農家の方々から学びました。
そしてこの『農本日記』を書く事も大切な作業。 エッサホイサ堂を応援してくれる人へ私達の動向を伝えたいし、 エッサホイサ堂の小さな願いを実らせる為の『種まき』でもあるのだから。 でも最近は諸々の作業に追われて『眠りたいっっ!!』という誘惑に負けてしまいます。
しばらく空白が続いた日記ですが睡魔に打ち勝つ事が出来るようになってから、 空白を埋めていきたいと思います。せめて今日は題名だけでも・・・。 今日はこれが精一杯。
9月23日 祭りの準備
9月22日 再びネット張り
9月21日 籾摺りと初めての発送
9月20日 おかげさまで稲刈り第5弾
9月19日 ピンチヒッター
9月17日 脱穀
9月16日 援軍来る
9月15日 ハーベスタ登場
9月14日 ウコッケイを絞める
9月12日 稲刈り第4弾
5畝の田んぼの稲刈り。天気は薄曇りだが、とても蒸し暑い。 汗だくになりながら稲を刈る。刈り終えた稲を干している時に 雨がポツポツ降ってきた。危うかったが、本降りになる前に作業終了。 残暑の中の稲刈り三連チャン、さすがにキツイかな。
9月11日 稲刈り第3弾
天気を心配しつつ、3畝の田んぼの稲刈り。
9月10日 稲刈り第2弾
午後から2畝の田んぼの稲刈り。
9月9日 粉屋儲かる?
明日のイベントで販売する為の小麦粉作り。 実は昨日も0時過ぎまで製粉作業をしていた。 今日も引き続いての作業。15キロ近い小麦を製粉したが 出来上がった小麦粉は6キロ程。残った部分は『ふすま』である。 吉田氏曰く昔の人は『粉屋儲かる』と言っていたそうだが、 それは粉屋に小麦を持って行った人が、戻ってきた小麦粉のあまりの少なさに 『粉屋がチョロマカシタ』と思ったからでは無いだろうか?
9月8日 強行突破
朝は晴れ、でも昨夜も雨が降った様子。 しかし週末は用事があるし、その先のお天気も悪そう。 そんな訳で、稲刈り強行を決断した。
が、いきなり機械でつまづく。近所の人が出てきて、その人が更に別の人を呼んできて、 どうにか解決。稲を結ぶ紐の通し方が間違っていたらしい。
暫く順調に進んだと思ったら、また機械が止まった。 今度は通りすがりの人がやってきて機械に詰まった稲を取り除いてくれた。
なんとか田んぼ一枚分の稲を刈り終えお昼にしようと思ったら、 最初にやって来た近所のお母さん(実は我が家の大家さん)が 『手伝うよ〜!!』と百姓スタイルで再登場。
お母さんを指揮官に全ての稲を干し終わった頃、 『やったね〜。』と稲刈り機を下さった先輩百姓が現れた。
色んな人の助けを借りて、ようやく一枚目の田んぼの稲刈りが完了した。 けれど問題が一つ。刈り取った稲は思いのほか小さかった。 病気の発生とチッソ過多による倒伏を恐れて、殆ど肥料を入れなかったせいだと思う。 これは早生品種だったので、他の品種より余計にその影響を受けたのだろう。 スズメの被害も激しかったし、収量は期待できないだろう。 『百姓の来年』とはよく言ったもので、早速、来年の課題になった。
9月7日 まただよ
朝は晴れ。でも前日の雨で稲刈りは出来ない。 明日こそ!と思ったら、午後一時的ではあるがどしゃ降り。 さすがに参った。
9月6日 勇み足
今日は稲刈り!!の予定でしたが、朝の天気予報では昼から雨。
お日様は出ているが遠くの空は暗い。
昨日から準備したけれど、ちょっと勇み足だったかな。
仕方が無いので、資材小屋建築予定地の刈り払った草を燃やす。
セイタカアワダチソウの草というには大きな切り株があちこちに出ているので、
それを掘り返していると小指の爪ほどの卵を発見。触ってみるとゴムまりのような弾力。
鳥の卵が腐ったのかと割ってみたら、どうやらトカゲらしきものが中から出てきた。
トカゲの卵、初めて見ました。お昼からは予想通りの雨。
いつになったら稲刈りができるのだろう。
9月5日 製粉機試運転
朝畑に行ったら、落花生の一部が掘り返されていた。 周りに小さな足跡があり、何か小動物の仕業と思われる。急遽、網を被せて保護。 これで防げるかどうかは不明だが、何もせずに全滅を待つ訳にも行かない。
7日に予定していた稲刈りですが、天気予報では雨。 それでは明日に繰り上げようと午後から防鳥ネットを外し、 機械をいれる準備で田んぼの四隅の稲を手で刈った。
夜には製粉機の試運転で、説明書片手に小麦粉作り。 小麦粒を丸ごと入れた製粉機から出てきたのは、粉と言うより砕いただけの状態。 それをふるいにかけると茶碗一杯ほどの小麦粉が出来た。残ったものは再び製粉機へ。 この作業を計4回繰り返した。結構な手間である。
9月4日 虹に願いを
尊敬する近所の先輩百姓から、稲刈り機を頂いた。 エッサホイサ堂の行く末を心配して何かと助けてくれる彼は、 去年よりコンバイン導入でその機械は不要になったとの事。 本当に助かりました。ありがとう。
夜になって、数日前に注文しておいた念願の製粉機がやって来た。 6月に収穫した小麦、これでやっと製粉できます。 小麦は収穫時期が田植えと重なるし粉にするまでの手間もかかる。 なのに販売しても単価は安いし効率的には悪いのだが、 重要な作物なのに国内自給率は低いので出来る限り作っていきたい。
稲刈り第一弾まで、あと3日。作業の帰りに虹を見た。 明日も無事に過ごせますように。
9月3日 引越し1周年と掲示板開設
本日で松崎に引っ越して1周年となりました。 先行きの不安は尽きませんが、周囲の人に助けられてなんとかかんとかやっています。
エッサホイサ堂のHP開設をお知らせした方々の中に 『掲示板は無いの?』と言う人が数人いた。 WEB上でのやり取りは時に誤解を招き、 その中で嫌な思いをする人もいるという不安から、 当初は掲示板を作らなかった。
けれど、人から『掲示板は無いの?』と言われると、 今度はあった方がいいのかな・・という不安に陥り、 夜なべ仕事で掲示板を作ってみた。 さて、どんな書き込みが来るのだろう?
9月1日 一日中雨
午前中は地域の防災訓練に参加。テント設営、消火器と消火栓の訓練を行う。 家に帰ってからは事務作業。友人から『会社倒産して生活が安定していない・・』という前置きで お米の注文のメールが入っていた。有難いやら、申し訳ないやらで泣きたくなった。
埼玉に住んでいた頃は派遣社員として働いていた。その時の時給は、我が家の販売しているお米を 2キロ買ってもお釣りが出る。私が土日に働いている直売所では、地元の農産物がひどく安く売られている。 その生産者の多くは高齢だ。
松崎に専業農家は少ない。今は定年で勤めを辞めた人が、頑張って農地を耕している。 それもいつまで続けられるだろう。若い人の多くは松崎を出て、よその土地で就職してしまう。 松崎に就職先は少ないし、農業では食べていけないから。これは松崎に限らず、日本中の農村の現状なのだろう
ふと、昔習った『エンゲル係数』という言葉を思い出した。気になって調べてみる。
総務省にある農林漁家世帯を除く全国家計調査データからグラフを作ってみた。
一般にエンゲル係数が低いほど生活水準は高いとされるが、価格体系が昔とは違うし、外食も増えているので
この結果だけでは何も語れないかもしれない。
今の生活には食料品だけでなく安い物が溢れている。 かく云う我が家も100円ショップで買い物している。 それが豊かな生活なのか、その豊かさはどのように支えられているのか。 最近は天災も多く、世界最大の人口を抱える中国経済の台頭は甚だしい。 今の生活がいつまで続くのか。 もう一度、自分自身の生活を見直さねばと思った。
おっとぉ、それより稲刈りの準備が先でした。(笑)